R107
三把手付花瓶(盛上げ技法)
SOLD
明治の初期にマークなしで輸出していた頃のオールドノリタケと思われます。いわゆるNIPPONもので、1889年から、米国では輸入品の原産国の表示が義務付けられるようになりましたが、それ以前はノリタケのマークが裏底についていません。1800年代後半のものと思われます。淡いブルーがかったグリーンの地に全体に白い点盛りが施されています。とても細かい仕事ぶりです。盛り上げと点描による華やかな蘭の花は当時の技術が結集されています。まさに美術品ともいえる一品で、希少品です。、キズ、ヨゴレ、彩色の脱落などなくとても良い状態です。ハンドル部のブルーの点盛りにいくつかの欠落(写真上)がありますが、よく捜さないと判らない程度です。直径125mm、高さ130mm。★★★〜★★★★